どうも、雛祭りは完全にスルーした雪ひつじです。
働いている店で桃の花を貰ったので、それを飾っているぐらいです。
それも花瓶がなかったのでグラスに挿してます。
いつ倒れるかわからずヒヤヒヤしているので、今日実家に花瓶を貰いに行ってきます。
というわけで(どういうわけで)
これはだいぶ前の話なんですが、
親友が結婚して妊娠した時の話です。
その当時、私はまだ今の夫と結婚しておらず、もちろん妊娠もしていませんでした。
何なら、私は今の夫と結婚したいけど、夫には「結婚はまだできない」と言われていた時期です。
男性の常套句ですよね(笑)。
付き合い始めたのは私の方が先で、その後親友は街コン?っていうやつで今の旦那さんと知り合ってお付き合いし、1年ぐらいで結婚に至ったんですね。
その時点で私は2年ぐらい付き合っていても、まだ結婚に至っていない。
親友は私より5個下で(職場で出逢って仲良くなったので歳が離れています)、
当時私は30歳ぐらいだったと思います。
親友は25歳。
もちろん結婚が決まった時は嬉しかったですし、少し羨ましい気持ちもありました。
何せうちと違って安定した収入のある夫婦になるので(笑)、
以前も少し、
でお話したんですが、
婚約指輪も何十万もするものを貰って、海外に新婚旅行もして、
私とは住む世界が違うというか、
別次元の話だなぁっていう感じだったんです。
でもそれを特別妬むとかはなくて、
(恐らく私にそういう願望がなかったからだと思います)
すごいね、良かったね、と結婚が決まった時は思っていたんですが。
同じ職場で仲良くなった子がもう2人いて、
その子たちは親友よりもさらに2個ぐらい下?だったかな、と思います。
親友の結婚が決まったのは、まだその子たちが社会人になったばかりの頃でした。
そもそも、結婚するかもしれない、というのは私は聞いていたんですが、
結婚することになった、とは聞いていなくて。
その子たちを含めて4人でご飯を食べている時に聞かされたんですね。
その時点で少しもやっとしてしまって(笑)
あれ?私に1番に報告してくれないんだ、この子たちと同時に知らされるんだ、と。
今は自分なりに消化したんで大丈夫なんですけど(笑)
でもすごく嬉しかったし、ついに人妻かぁ、とかも言ってたんですが、
そこから1年も経たないぐらいで、親友に妊娠したことを知らされました。
これは2人でご飯に行った時に私に先に教えてくれたんで良かったんですが(笑)
その時も、「すごい!良かったね!」と思ったんです、本当に。
ただその後、2人も含めて4人でご飯に行って、親友がその報告をしまして。
その子たちは元々結婚願望がすごく強い子たちで、
親友が結婚した時も「私もしたい!」「明日にでもしたい!」っていう感じだったんですね(若いですね。笑)
で、妊娠を聞いた時も、その子たちもすごく喜んでもいたし、物凄く羨ましがっていました。
「〇〇さんの人生が理想的!」
とまで言っていました(笑)。
24歳で今の旦那さんと知り合い、25歳で結婚・妊娠。
旦那さんからは「仕事辞めてもいいよ」と言われたものの、せっかく頑張って就活して就いた職だし、働いていたいから仕事は続けている、という親友の境遇も羨ましかったんだと思います。
そこでその2人に言われた悪気のない一言が、
「30歳まで結婚できへんとかほんま無理!」
です。
当時、私、30歳でした(笑)。
いや、本当に悪気なかったんだと思うんですよ。
というか、30歳まで結婚できていない私がどうとかいうんじゃなかったと思うんです。
自分が、早く結婚したい、30歳まで結婚できないのは嫌だ、っていうだけで。
30歳まで結婚できない人が無理とか、そういうんじゃなかったとは思うんですが。
まぁ、傷付きますよね(笑)
あぁ、人から無理と思われる人生を私は歩んでいるのか、と思いました(笑)
それ以来、
親友とは変わらない付き合いを続けているんですが、
その子たちとは少し距離を置くようになってしまいまして。
結婚したことは一応報告しましたが、私の妊娠報告もしていません。
親友と2人だけだったら親友の結婚も妊娠も素直にお祝いできたのかなぁ、とか、
こんなことを思ってしまう私がいけないんだろうか、とか、
そりゃあ親友の人生の方が羨ましいに決まってるよな、とか。
いろいろ考えてしまって。
でも後から気付いたんですが、
結局、私自身が1番人と比べて落ち込んでたんですよね。
自分の人生は自分のものなのに、親友と比べて、「私の人生はダメだ」とか思い込んで劣等感を抱いてしまって。
自分の職業も違えば育った環境も違って、もちろん旦那さんの性格も職業も家庭環境も何もかも違うんだから、比べたって意味がないと今ではわかるんですが、
当時は比べて落ち込んでたなぁ、と思います。
そしてその当時は私は「結婚したくてもしてもらえない」女だと自分で思っていたので、
余計に悲観的になっていたのかもしれません。
親友は結婚してもらえるんだ、プロポーズもしてもらえるんだ、
私はしてもらえない、やっぱり私なんかには無理だったんだな、って。
でも結婚って、「してもらう」ものじゃないし、
何なら結婚できないから何なんだって話だし。
結婚しなくても働いて自分1人で生きていっても幸せだし、
(ただ私はそこまで働けなかったので、それが不安だったのもあると思います。
私は結婚でもしないと生きていけない、と思っていたというか)
別にその子たちに羨ましがられる人生を送りたいわけでもない。
その子たちに自慢するために結婚・妊娠するわけでもない。
私がしたいからするし、産みたいから産む。
今ではそうやって思えるんですが、当時はそんなこともあって、
「親友の妊娠を素直にお祝いできない自分」に落ち込んでました。
でも、素直な感情だったんだろうなと思います。
もし今、自分が結婚してなくても、子どもができていなくても、
親友のことは変わらず大好きだと思いますし、
先日親友が第2子を出産したんですが、
それも喜んであげられたと思います。
なぜなら、今の夫と喧嘩して「もう別れる」って親友に電話した時に、
親友は私よりも夫のしたことに怒ってくれたし、「もっといい人いる!」と言ってくれて、
親身になって相談に乗ってくれました。
親友は結局コロナで結婚式を挙げられなかったんですが、
当初式を挙げる予定だった時に、私に受付をして欲しいと言ってくれて、
「1番の友達だと思ってるから」と言ってくれました。
そんな親友を、
自分が30歳まで結婚できていない、
30歳過ぎての妊娠、
夫婦共に収入も安定してなくて将来が不安、
そんな理由だけで妬ましく思えるわけがないんです。
人に恵まれてるなぁ、と私はつくづく思います。
好き嫌いがはっきりしているので、嫌いな人からは遠ざかって好きな人だけが残っている状態だから、かもしれないんですが(笑)
それでも、親友と思える人に出逢えただけでも私は恵まれていると思います。
何かあったらすぐに相談できる親友。
これからも大切にしていきたいと思います。